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忍びの女(池波正太郎)

2015/11/27 (金) | カテゴリ:本

池波正太郎著『忍びの女』
奔放な女忍び小たまの母性と、子供のような純粋さを持つ福島正則の人間性と悲運の生涯。

忍びの女 内容紹介(裏表紙より)

【上巻】
豊臣家の猛将・福島正則の前に現れた徳川方の女忍者・小たまは、正則を籠絡し、巧みに城内に入り込んだ。探索を始めた小たまは、武辺一方の正則を次第に愛しく想うようになる。豊臣秀吉亡き後、諸大名は自らの野望を抱き覇権を巡る戦いは必至。ついには関ヶ原での天下を分ける決戦へと向かうのだった。

【下巻】
伴忍びの万蔵が、裏切りを働いているらしい。女忍者・小たまは、危険を省みず万蔵の元へ飛び込み、敵の正体を見極めようとする。老獪な家康は、真意を隠しながらも天下統一へ一歩ずつ近づいていく。豊臣の臣下として全力を尽くす福島正則だったが……。戦乱の世を駆ける美貌の女忍者の活躍を描く傑作長編。

レビュー

福島正則を密かに探る女忍び・小たまを主人公に、福島正則の人間性と悲運の生涯を描いた作品。
小たまは福島家を探る徳川家の忍びなのだが、大胆にも正則と密会を重ねる仲になる。その二人の人間模様が心地よい。

単純かつ純粋な人間性の福島正則を『かわゆい』と思い、その行く末を心配する奔放な女忍びの母性がみどころ。
女忍びとの関わりによって描き出される、戦陣で数々の武功を重ねてきた福島正則の、悲運の晩年がもの悲しく感じられた。

作中の、八丈島に流された宇喜多秀家に、備後三原の酒を分け与えた家来を褒める人情味溢れる挿話が良かった。

なお、この作品は「霧の女(黒幕に収録)」という短編作品が元となっている。
福島正則と小たまの関係はあっさりと描かれているものの、内容はほぼ同じ。
「忍びの女」は「霧の女」に二人の精神的関係を濃厚に肉付けしたものだと思う。

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