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文通(吉村達也)

2015/08/12 (水) | カテゴリ:本

吉村達也著『文通』
文通相手募集で公開してしまった住所と氏名。後悔しても、もう遅い。

あらすじ

高校二年の片桐瑞穂は、本屋で文通専門雑誌に目を留めた。
古くさい雑誌だったものの、奇妙な魅力に取り憑かれて購入し、さっそく文通相手募集の投稿をした。

やがて四通の手紙が届いた。
三通は重いものばかりで気が乗らない。
残り一通の21才の青年から届いた手紙には、好感を抱き文通を楽しめそうなものだったため、他の三人に文通を断る手紙を出した。

ところが断ったはずの、45才の女性から一通の手紙が届いた。
そこには瑞穂の文通の断りには触れず、瑞穂の住む茅ヶ崎にまでやってきたという内容が一方的に綴られていた。

レビュー

他人に執着する人間の怖さを描いたホラー小説。

まだ個人情報という言葉が一般的でなかった時代、そしてそれを悪用する人はいなかった時代、文通相手の募集に住所氏名が公開するのに抵抗はなかった。

もし、文通相手に悪意や執着があったなら……という恐怖を描いた作品。
個人情報を公開することが危険だと認識されている現在なら、より怖さが高まるのではないだろうか。
なおこの作品は1994年(平成6年)初版。
文通というと、良い面ばかりがクローズアップされるが、この作品では文通に潜む恐怖がひしひしと伝わってくる。
これを読んだら文通をする気にならないだろうし、相手がまたとんでもなく異常者。
物語には相手の異常を強調させるしかけがあって、ほんとうに恐い。

ただ結末がホラーから逃げてしまっているのが残念だった。

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