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霜の朝(藤沢周平)

2015/06/05 (金) | カテゴリ:本

藤沢周平著『霜の朝』
多彩な11編の時代短編が楽しめる。

霜の朝(裏表紙より)

その財力を賭けて枠を競った相手の紀伊国屋文左衛門は、悪銭廃止令によって没落した。勝ち残った奈良屋茂左衛門の胸を一陣の風が吹き抜けていった。紀文と共に一つの時代が過ぎていったようだ……(表題作「霜の朝」)ほかに、若い武家夫婦の無念を晴らす下男の胸中(「報復」)や、意に染まぬ結婚をした女のあわれ(「歳月」)等、人の心に潜む愛と孤独を、円熟した筆に綴った時代小説傑作集。

レビュー

悲しみありユーモアあり暖かさあり。
昭和49年から56年にかけての作品集で多彩な11編の時代短編が楽しめる。

その中でも気に入った作品に【報復】【嚔】【霜の朝】がある。

【報復】
無念の命を落とした主のために、下男がする精一杯の【報復】が気持ちいい。

【嚔】
馬廻組の布施甚五郎は緊張するとくしゃみが出るという奇癖を持ち主である。
剣の腕は藩で一二を争う。そのため上意討ちを命じられた。

妻を娶ったときのくしゃみのエピソードがユーモラス。
奇癖を持ちながら藩命に逆らえず上意討ちを迎える甚五郎と、甚五郎を迎え撃つ意外な相手に驚かされた。

【霜の朝】
財力を誇示しあうことで互いに鼓舞してきた。
しかし紀文が没落すると奈良屋茂左衛門の胸に穴が空いた。

祭りの後のような静けさが伝わってくる寂しさにしんみり。

収録作品

報復、泣く母、嚔(くしゃみ、密告、おとくの神、虹の空、禍福、追われる男、怠け者、歳月、霜の朝

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