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驟り雨《はしりあめ》(藤沢周平)

2015/08/20 (木) | カテゴリ:本

藤沢周平著『驟り雨《はしりあめ》』
突然あらわれ去っていく者が降らした情の雨が、人々に新しい感情を芽吹かせる。

驟り雨《はしりあめ》(裏表紙より)

激しい雨の中、一人の盗っ人が八幡さまの軒下に潜んで、通り向かいの問屋の様子を窺っていた。その眼の前へ、入れかわり立ちかわり雨やどりに来る人々。そして彼らが寸時、繰り広げる人間模様……。表題作「驟り雨」をはじめ、「贈り物」「遅いしあわせ」など、全10編を収める。抗いきれない運命に翻弄されながらも江戸の町に懸命に生きる人々を、陰翳深く描く珠玉の作品集。

レビュー

突然現れ、そして去っていった者が降らす情の雨。
その雨が人々に新しい感情を芽吹かせる。
そんな作品が10編収録された短編時代小説。

とくに気に入ってるのは【うしろ姿】
六助は、酔うと誰でもかまわずに人を連れてくる。
そしてまた家に人を連れてきた。
物乞いのようなそのばあさんは、背を丸めてじっと畳を見つめて動かない。
その様子は、亡くなった六助の母の様子にそっくりだった。
追い出すわけにもいかず、手をこまねいている六助夫婦。
やがて十日たち、二十日たってもばあさんの出ていく様子はなかった。

六助とおはまの前に現れた老婆が、二人の亡くなった母への悔恨を癒すことに。
夫婦が老婆を持て余す奇妙な雰囲気と、亡き母への思いが絶妙に絡み合い、ほのかな暖かさが感じられる作品だった。

収録作品

贈り物、うしろ姿、ちきしょう!、驟り雨、人殺し、朝焼け、遅いしあわせ、運の尽き、捨てた女、泣かない女

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